投稿者「miyagiadmin」のアーカイブ
6/8.9.10 中村哲 ドキュメンタリー映画 メディアテーク
医師中村哲現地活動35年の軌跡 上映会「荒野に希望の灯をともす」 |
アフガニスタンとパキスタンで病や貧困に苦しむ人々に寄り添い続けた男。
医師中村哲。
戦火の中で病を治し、井戸を掘り、用水路を建設してきた。
なぜ医者が井戸を掘り、用水路を建設したのか?
私たちはこの映画で中村が生きたその軌跡をたどることになる。
上映日時:6月8日(木) ①10:30 ②12:30 ③14:30
会場 :せんだいメデイアテークスタジオシアター
上映日時:6月9日(金) ①13:40 ②15:30 ③19:00
会場 :せんだいメデイアテークスタジオシアター
上映日時:6月10日(土) ①10:30 ②12:30 ③14:30 ④16:30 ⑤19:00
会場 :エルパーク仙台ギャラリーホール
前売り券:一般・シニア1,200円
当日券:一般・シニア1,500円 大学生1300円 中高生800円
プレイガイド:せんだいメデイアテーク1Fミュージアムショップ、みやぎ生協文化会館ウイズ
主催:「荒野に希望の灯をともす」仙台市上映実行委員会
連絡先:事務局(シネマとうほく)022-225-0986
6/21(水)加茂 戦争体験を語りつぐ会
6/9 ZOOM可 消費税のまやかし
日時:6月9日(金)13:30~15:30(開場:13:00)
会場:仙台市福祉プラザ2階ふれあいホール
講師:森井じゅんさん(公認会計士/税理士/FP/米国ワシントン州公認会計士)
参加費:無料
定員:会場200人、オンライン100人
参加申し込み:FAX・メール・ハガキでお申込み下さい。記載事項は以下のとおり。
①表題:6.9
②団体・個人の別
③団体の場合は団体名
④参加者氏名(参加者 全員記載してください)、
⑤電話番号(参加者全員記載してください)
オンラインの参加も受け付けます。
オンライン参加の場合はZoomのURLをお送りします
ので、メールでお申込みください。
主催:消費税率引き上げやめさせるネットワーク宮城
仙台市青葉区柏木1-2-45 フォレスト仙台5階
連絡先:電話022-276-5162 FAX022-276-5160 担当加藤(宮城県生協連気付)
6/10(土)宮城県民大集会 錦町公園
注目
争いがない、平和な社会を目指して
~争いがない、平和な社会を目指して~
高橋 千佳(みやぎ憲法九条の会 世話人)
穏やかで平和な社会は人類共通の願いなのに、世界では紛争が絶えません。戦争によって尊い命が奪われ、環境を破壊し続けている現状があります。 安保関連3文書、緊急事態条項など政府が打ち出す戦争へ続く道の法改悪に危機感が高まります。「自分たちからは攻めない国」として憲法九条を柱に諸外国に安心を与え、国際社会で培ってきた日本の位置づけを揺るがす大きな転換です。
ウクライナ戦争、北朝鮮のミサイル実験など不安はありますが、あたかも台湾有事が今すぐにも起きるかのように煽る構図が出来ていることは危険です。台湾の約80%の国民世論は現状維持を望んでいます。ところが、台湾有事を口実に、沖縄・南西諸島の軍事化は急ピッチで進んでおり中期防衛力整備計画のもと、自衛隊の配備・増強が進められ、南西諸島には、弾薬庫、ミサイル基地等が作られています。残念ながら沖縄の人々の命と暮らしを守るという一番大切なことが置き去りになっています。沖縄は昨年、本土復帰 50 年を迎えました。かつて 4人に 1人が犠牲になられた沖縄戦を忘れない、繰り返さないことは必然です。沖縄を守るための基地だったはずだったのに、軍備を強化することにより、戦場にしてしまうリスクが高まります。この現状は日本全土の問題だという事を忘れてはなりません。
私が小学生の頃、家には「はだしのゲン」の漫画が置いてあり、兄と弟の3人で、ボロボロになるまで読んだ記憶があります。今は亡き父に「はだしのゲン」の映画に連れて行ってもらい、戦争の悲劇、理不尽な社会であってはならないと映画を通じて教えられました。子どもながらに、正しいことを言っていたゲンのお父さんが戦争の犠牲になったことは納得いきませんでした。また、母が教員になった理由は、教師だった父親が戦争に連れていかれ、硫黄島玉砕で亡くなったからだと聞きました。私のお祖父さんにあたる人です。母は「親父さんの意志を継ぎたい」という思いで教職を全うしたと言います。世代を超えて戦争の悲劇を語り継ぐ機会が薄れていく中、教育現場では「はだしのゲン」を置かなくなったと聞いた時、残念としか言いようのない虚しさを感じました。
気が付いたら戦争が始まっていたのでは遅いのです。無関心でいることは本当に危険です。
争いがない、平和な社会を目指すために、今こそ、憲法前文、憲法九条を盾にし、矛を持たず、平和外交で国を守るべきだと思います。
「やむを得ない」? — 有事の市民の命
「やむを得ない」? — 有事の市民の命
小幡佳緒里(弁護士・みやぎ憲法九条の会 世話人)
岸田首相が衆院補欠選挙応援のために訪れた演説会場に筒状の爆発物が投げ込まれる事件が起こった。演説会場で要人が狙われるなどという事件があってはならないことは言うまでもない。
これに関連し、投げ込まれた筒状の物体を多くの聴衆がいる方向へ蹴って首相から遠ざけるなどしたSPの行動に、首相が無事であれば市民が犠牲になっても良いのか、 などの批判の声が寄せられた。
確かに、要人警護の観点からは、爆発物と思われる物体を要人から遠ざけたSPの行動は、その先に多くの市民がいたとしても、やむを得ないものとされ、上記批判はあたらないこととなろう。
しかし、私は、この「やむを得ない」とされることこそが、有事の際の政府と市民との関係を如実に表しているものだと改めて感じた。
憲法は、すべて国民は法の下に平等である、としている。人は平等であり、社会的身分等により差別されることはない。しかし、それは有事の際には当てはまらない。国家を守るということは、国の統治機構、その中枢にある政府を守ることに他ならない。国民(市民)ではなく、政府を守ることが最優先となる。そのため、ミサイルが政府(その構成員)に着弾するのを阻止するためであれば、多数の市民が集う場所へ着弾先を向けることは正当な被害回避行動となろう。有事の際には、市民の命は、国の統治機構に劣後する。
日本は、戦争をしない国になって80年になろうとしている。まさに、戦争がないことが当たり前の日常である。そこでは、人は、命は、平等であるのが前提となっている。
戦争のない日常に生きている私たちは、有事の際、自分の命が国の統治機構に劣後することを理解しているだろうか。
人の命は平等で、社会的地位等によって選別されて良いわけがない。
だからこそ、私は、戦争が起こることがあってはならないと心から思う。