国民投票法改正法案強行採決反対の緊急取り組みを

なんとしても明文改憲をしたいがために「国民投票法改正案」を6日に強行採決しようとしています。

衆議院憲法審査会で審議されている国民投票法改正案は、公選法ならびの7項目は、期日前投票時間の短縮、最低投票率の規定など、憲法改正という国の基本に関わる国民投票の制度としてふさわしい内容の討論がありません。

また、同法案にはCM規制や公正な国民投票を保障し、国民の意思を正しく反映させる措置が考慮されていません。

日本の現状は、新型コロナウィルス感染を抑えることが緊急であり、国民のいのちと暮らしが大変な中で改憲のための国民投票法改正を急ぐ必要はありません。いま必要なのは、コロナ対策を含め、憲法に基づいた点検をおこない政策に生かすことです。

国民投票法改正法案の採決強行は絶対に許さず、抜本的な再検討を行うための要請と採決しないよう働きかけることを呼びかけます。

●参考資料:2021年憲法審査会 参加国会議員の名簿(PDF)
●参考資料:強行採決に反対する要請(Wordファイル)
●参考資料:2104国民投票法改悪案採決反対要請(Wordファイル)

【ZOOMあり】5.3憲法を活かす宮城県民集会記念講演

「対決から平和へ-脱冷戦の新たな北東アジアの秩序形成-」

新型コロナウイルス感染症が(COVID-19)が明らかにした「国際協調」の重要性!

政府とマスコミが繰り返す「日韓請求権協定で解決済み」「国と国との約束を守れ」の主張に、真っ向から反論!

日時:5月3日(月・祝)13:00~  (開場 12:30)

会場:仙台国際センター会議棟

講師:浅井基文さん(国際政治学者。大阪経法大学客員教授)

主催:宮城憲法会議、憲法を守る市民委員会、宮城県護憲平和センター

連絡先:022-222-9181 FAX:022-261-4422 E-mail:mheirou@mbp.ocn.ne.jp

要参加申込:定員は収容人数の50%(500人)

新型コロナウイルス感染症対策にご協力願います。

ZOOMでも同時配信します。

参加ID等は以下の通り。

会議室名:5・3憲法を活かす宮城県民集会

URL:https://us02web.zoom.us/j/85344987004

ミーテイングID:853 4498 7004

パスコード:518892

【農協人九条の会】農協人九条の会長とJA宮城中央会会長と会談  

農協人九条の会長とJA宮城中央会会長と会談

九条の会の主旨を理解する

みやぎ農協人九条の会は3月12日㈮3時から宮城県農協中央会の高橋会長、高橋常務理事山田会長室と懇談しました。此方からは三浦会長、佐藤(純)副会長、齋藤が出席しました。初めにみやぎ農協人九条の会より会報「平和と食・農」を手渡し、懇談の経緯と農政等について会報2号「農業政策の大転換を」を簡単に説明しました。

高橋会長は「菅政権は農業に冷たい。成長産業として大規模化、輸出を強調しているが農村はこのままでは崩壊しそうだ。(自分は)政治に関わりたくないが・・・。このような状況の中で農協の役割は益々大きい。自分は全国農協中央会時代に農協攻撃(安倍政権の岩盤にドリル)を批判すると厳しく叩かれた」又、「現在は農協法改正で中央会が社団法人になり、力がなくなった。この度のコメ価格下落問題でも主張できない。コメの価格維持のためには20万㌧くらい備蓄米にと言ったら二階(幹事長)は『今はパックご飯が売れているのでそれを作ったら』と一蹴された。わかってない。食料安保を言うが無責任だ。」

又、「農協人九条の会の趣旨には賛成だ。今、どこの農協も農協を残すことを第一に考えている。」「農業法人化推進しているが法人だけでは農村・集落は維持できない。組合員の利益が重要だ」

今後も県農協中央会と農協人九条の会は交流することを確認して終了しました。

(みやぎ農協人九条の会 事務局 齋藤清治)

【お知らせ】イベント・学習講演会の中止 オンラインへの切り替え

宮城県下のコロナ感染拡大により 以前にお知らせしておりましたイベント、学習講演会、上映会が 【中止】または【オンライン開催】に変更しております。なお不明な点は 主催者に直接ご確認くださいますようにお願いいたします。

     ① 【オンライン開催】市民集会「命の水」を売り渡すのか! 4月3日

     ➁ 【中止】「女の平和」ピースアクションみやぎ2021講演 4月4日

     ③ 【映像学習会又は中止】沖縄に学ぶ「いのちの海」 4月19日 

     ④ 【中止】戦争を語りつぐ上映会 船乗りたちの戦争  4月8日

① 【オンライン開催】市民集会「命の水」を売り渡すのか!

日時 2021年4月3日(土) 13:30~15:30

会場 仙台弁護士会館 4F ホール(仙台市青葉区一番町2-9-18)

講演:橋本淳司氏(水ジャーナリスト。アクアスフィア水教育研究所代表。NPO法人地域水道支援センター理事。)

世界では「民営化の失敗」が明らかになり、再公営化が広がる中で、なぜ日本はそれと逆行しているのか? 蛇口の向こう側をもっと知り、人口減少社会の水のあり方を考えます。

報告と討論:水道民営化「みやぎ型管理運営方式」 このまま1社との契約に進めてよいのか!

主催:命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ

ズーム集会に切り替えます。

宮城県下のコロナ感染拡大状況に鑑み、4月3日「宮城県がすすめる水道民営化を問う」市民集会は、Zoomによるリモート集会に切り替えます。橋本淳司氏の講演もリモート講演となります(仙台にはいらっしゃいません)。

4/3当日の弁護士会館4階はリモート集会を視聴するサテライト会場となりますが、出来るだけ各々のパソコン・スマホからご参加ください。

Zoomミーティングへの参加URLは下記のとおりです。時間になりましたら下記をクリック(タップ)してご参加ください。

https://us02web.zoom.us/j/83979593646?pwd=YTJDMHNMUmtxdS9aWUNXanVwa0Rldz09

ミーティングID: 839 7959 3646

パスコード: 424146

*弁護士会館においでの方はマスクを着けてご参加ください。

➁ 【中止】「女の平和」ピースアクションみやぎ2021講演

日時:4月4日(日)13:30~15:30

会場:エルパーク仙台 5階

「今、新たな政治実現への展望」は中止します。

「女の平和」ピースアクションみやぎ実行委員会、連絡先:090-5832-6863

③ 【映像学習会又は中止】沖縄に学ぶ 9「いのちの海」〜辺野古大浦湾~

同時上映 「沖縄・母親たちが見た基地」

日時:4月19日(月)13:00〜15:00 (参加費:無料)

会場:泉病院友の会ホール(仙台市泉区長命ヶ丘2−1−1)

主催:泉病院友の会平和の委員会 378-3883

定員:15名(要事前申込)

*ご参加の方は、マスクの着用をお願いします。

当面は、会場の狭さと感染症に対処するため、学習講演会ではなく映像による学習会として再開します。なお、感染症の緊急事態宣言が4月19日以降まで延長された際には、開催を中止します。

④ 【中止】戦争を語りつぐ上映会 船乗りたちの戦争

日時: 4月8日(木)

主催: 泉病院友の会平和の委員会 378-3883

 

「憲法9条を守り生かす宮城のつどい2021春(開催中止)」の主催者 挨拶文

「憲法9条を守り生かす宮城のつどい2021春(開催中止)」の主催者 挨拶文

みやぎ憲法九条の会事務局長 板垣乙未生

 

本日はお忙がしい中、「宮城のつどい2021春」にご参加を賜り、有難うございます。

昨年の12月6日に落合恵子さんと松元ヒロさんのお二人をお迎えして「宮城のつどい2020」の開催を企画したのですが、新型コロナウイルスの影響が大きく、開催中止に追い込まれました。今年は、本日の松元ヒロさんのオンステージと11月24日の落合恵子さんの講演会との春、秋2度の「宮城のつどい」を開催することに致しました。「宮城のつどい」への皆様方のご参加を今後とも宜しくお願い申し上げます。

さて、皆さんのお手元のプラグラムに情勢について記述しておりますが、ここではごく手短にご報告させて頂きます。

今年は日本国憲法公布75年に当たります。コロナ禍による危機が大きく広がる中で、日本国憲法の理念と価値が非常に重要になっています。憲法前文に書かれている「国民が恐怖と欠乏から免かれ、平和的に生存する権利を有する」という「平和的生存権」の理念は、憲法第25条で明文化されています。すなわち、「全て国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」「国は、すべての生活面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上および増進に努めなければならない。」と明文化されています。このコロナ禍の中で、国民のいのちと暮しを守ることが平和的生存権の今一番に大きな課題です。皆さんの多くもそう思っておられることでしょう。

日本国憲法のもう一つの大きな理念が「恒久平和主義と戦争放棄」です。この理念に基づいて憲法第九条を守り生かすことは、九条の会が一貫して掲げてきた重要な課題です。本日の松元ヒロさんのオンステージ「憲法くん」の企画は、この課題に非常にマッチしたものだと私は考えております。

さて、皆さんの多くがご存知の歴史作家の半藤一利さんが今年の1月12日に逝去なされました。享年90歳です。同じ歴史作家で半藤一利さんの長年の友人・知人である保阪正康さんは、半藤一利さんへの追悼のメッセージを述べています(J-CASTニュース(2021年2月13日))。保阪正康さんは歴史作家の第一人者といわれる非常に著名な方です。毎週土曜日の昼にBS―TBSで放映されている「関口宏のもう一度!近現代史」のコメンテイタ―を務めておりますので、皆さんの多くが保阪正康さんをご存知のことでしょう。私は、半藤一利さんへの追悼メッセージを読んで深く感銘を受けました。その一部をここで読み上げて、皆さんにご紹介させて頂きます。

「半藤さんは重要な実を指摘していた。「100年」を単位として捉えよ、ということであった。どんなことでも100年続くのであれば、それは強固な意思になるという考え方であった。私も半藤さんも憲法について独自の考え方を持っていた。「とにかく現在の憲法を100年持たせよう」という考えであった。そうすれば不戦が日本の国家意思になるであろうというのがその理由であった。私と半藤さんは、そのために講演会などで最後にでも必ず、「憲法100年持続説」を口にすることにした。」

私は、この保阪正康さんのメッセージを読んで、「これから少なくとも25年の間、「九条変えるな!」の声を保阪さんらと共に上げることができるのだ」と強く思いました。皆さんはどのように思われたでしょうか?

ところが、半藤さんや保阪さんの願いとは全く逆に、安倍晋三首相は2017年5月に「いまの憲法9条に自衛隊を明記し、その憲法改正を2020年までに施行する」と明言しました。しかし安倍首相は昨年8月の辞任会見において、「憲法改正、志半ばで職を去ることは断腸の思いだ」と悔しさを滲ませました。一方、「憲法改正は自民党として約束した政策であり、新たな体制の下、実現に向けて進んでいくものと確信している」とも述べて、後に続く首相に大きな期待を寄せています。

これを受けて菅義偉首相は、改憲原案起草委員会を自民党内に新たに立ち上げ、そこで固められた改憲原案を憲法審査会に提出しようとしています。そして、その前段階として、与党が提出している国民投票法改定案をできるだけ早期に成立させることを企図しています。現在の国民投票法では、最低投票率が規定されていない、資金力のある政党がほぼ無制限にコマーシャル宣伝ができる、などの大きな欠陥を有しています。しかし、これらの欠陥を棚上げしたまま部分的な法改正で済ませ、その次に、改憲原案作りを憲法審査会で押し進めようというのが自民党の狙いです。改憲の国会発議の誘い水となる憲法審査会の開催を決して許すことはできません。

こうした中で、「アベ・スガ9条改憲」を食い止める大きな運動が私たちに求められています。衆議院選挙が予定される中で、国政の刷新を求める多くの人々と手を携えて、改憲発議を必ずストップさせましょう。

 (2021年3月21日起文)