11/24 南小泉蒲町校区 憲法カフェ

第17回憲法カフェ

演劇「ラストオーダーⅡ」のDVD上映会

~「国家緊急権(緊急事態条項)」を学ぼう!~

安倍内閣が憲法で変えようとしているのは「9条」だけではありません。改憲案では98条・99条に「国家緊急権」を認めようと「緊急事態条項」を新設しようとしています。

今回の憲法カフェでは演劇のDVD観て、解説をいただき「国家緊急権」(緊急事態条項)について学び、考えます。

日時:11月24日(日)14:15~16:15(参加費:無料)

会場:若林区文化センター2F セミナー室

解説:十河弘さん(弁護士)

主催:南小泉・蒲町校区9条の会、

問合せ先:事務局 松尾(℡ 022-231-2712)

11/28 懇談会「日中理解のために」今、香港で起きていること 宮城県日中友好協会事務局長 白土充良さんに聞く

11.28annaiのサムネイル

私たち日本人の多くは、歴史も文化も経済制度も違う中国をどのように理解してきたのか。
いま、香港の人々、とりわけ若い層が何を考え、抵抗し、希望しているのか。
白戸さんにひも解いていただきながら懇談します。

懇談会
「日中理解のために」今、香港で起きていること

宮城県日中友好協会事務局長
白土充良さんに聞く

参加無料
どなたでも参加できます。

日時:11月28日(木) 15:00~17:00
会場:フォレスト仙台4階 4A会議室

主催:みやぎ憲法九条の会 宮城県内九条の会連絡会
連絡先:022-728-8812(みやぎ憲法九条の会)

香港問題「一国二制度」

・2014~2015年 雨傘運動
香港行政長官を本土の指示した2,3人の中から選挙。事実上民主派を排除した。
制度への抵抗運動→失敗

・2019年1月12日
容疑者の中国本土への引き渡し条例に反対するデモ→条例は撤回

・2019年9月
緊急条項を発動し、行政長官が朝礼でデモ参加者のマスクを禁止。

香港市民の5大要求

  • 逃亡条例改正案の完全撤廃
  • 市民活動を「暴動」とする当局見解の撤回
  • デモ参加者の逮捕・基礎の禁止
  • 警察の暴力の責任追及と外部調査の実施
  • 民主的選挙の実現

11/23 11.23緊急県民集会「Stop! 水道民営化、原発再稼働、アベ9条改憲」

11月25日から始まる新しい県議会には、さっそく水道民営化(宮城型管理運営方式)に向けた条例案が提出されます。

来年早々、宮城県は東北電力から女川原発2号機再稼働についての「地元同意」が求められる段階となります。

そして、安倍首相はなんとしても自分の任期中に9条改憲を果たすべく必死の様相です。

私たちのいのち・くらし、平和を守るための正念場です。
力を寄せあって、大きな戦いをつくりましょう。

お誘い合わてご参加ください。

主催 みやぎ県民運動連絡会(電話:080-8206-3511)

日時 11月23日(土・祝) 11時30分 集会スタート

場所 肴町公園(仙台市青葉区国分町1−2

デモ行進スタートは12時10分ごろからの予定です。
小雨決行。

 

【活動報告】宮城のつどい2019

11月4日「憲法9条を守り生かす 宮城のつどい2019」が仙台サンプラザにて開催されました。

国際ジャーナリストの伊藤千尋さんは、日本の憲法9条は日本が生み出した世界に誇るものであり、世界で憲法9条の値打ちが認められているものです。戦後74年以上にわたって繁栄をもたらした憲法が踏みにじられようとしている状況はとても悲しいことです。

そして、世界の多くの国では市民レベルでの連携活動が起こり、大きな転換へ向かうことが広がっているが、その多くの事例は15%の市民が立ち上がれば、社会の空気を変えることができる希望の力となっています。

しなやかに、したたかに、踏まれても踏まれても根を張る草の根の力で、安倍政権の改憲の野望を崩しましょう。

第2部は、合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」。戦中、動物園の動物が犠牲にされたが、戦後、「象を見たい」という子ども議会の願いを当時の国鉄やGHQに働きかけて「ぞう列車」を走らせたという、その出来事を合唱で構成しました。

90人の合唱ではち切れるうたごえが会場へ広がり、子どもたちの思いが共有できたと思います。

たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。


一人ひとりの働きかけが社会を変える
〜9条を守り生かす集会[宮城のつどい2019]から〜

うたごえ9条の会  齋藤 俊子

プーラ・ビーダ(コスタリカのこんにちは、純粋な人生という意味とか)

使ってみたくて早速のご挨拶。
11月4日は宮城のうたごえにとっても、記念すべき日になりました。昨年2月からスタートした「ぞう」の取り組みも最終章、子どもは少なかったものの90名を超える合唱団は1,000人ほどの集会参加者に「想いよ とどけ」と歌いました。30分の短縮バージョンとはいえ、集会の文化行事と位置づけられた出演なので、みんなの意気込みもいつもと違っていました。大人の曲が多い構成で、戦争の愚かさや平和のたいせつさ、なにより未来を担う子ども達の幸せを願う大人達の熱い思いを届けられた演奏でした。

出演直後に主催者が控え室を訪れ、「評判に聞いてきた通りの、感動的な演奏でした。」と興奮した面持ちで、謝礼を述べてくれました。うたごえの仲間にとってうれしい場面でした。

伊藤千尋さんの講演では、世界が求める日本の平和憲法、9条の世界史的任務を数々の事例をもとに明解に示してくれました。市民が輝けるコスタリカのような国を目指して、沖縄の運動が示している「したたかさと 楽天性」をお手本に、社会を変える「15%の法則」の一人となって、これからも歩んでいけと自分に言い聞かせました。伊藤さんの講演で一番勇気をもらえたのは「うたごえは 平和の力」は間違いないと確信できたことです。大統領を退陣させた韓国100万人の背景には「歌」と「スマホ」があったとか、「スマホ」の腕も上げなくちゃと課題が増えた集会でした。

皆様お疲れ様でした。


2019つどいチラシ_表のサムネイル

2019つどいチラシ_裏のサムネイル

「いまを思う」 権力者の思いとは

三浦 弘康

消費税10%の10月を迎えたら、やっと国会が始まりました。5日付けの朝刊で、改めて安倍首相の所信表明演説の全文を読んでみました。よくぞまあ白々しく己の悪政に都合よくかくも大風呂敷を広げて見せたつもりでしょうが、説得力に欠け権力者の驕りのみが感じられました。

大見出し1.「はじめに」の章で強調する「新しい令和の時代にふさわしい、希望にあふれ、誇りある日本」とはどんな姿なのか、見てみましょう。

同じく2.の「一億総活躍社会」では「多様性を認め合い、すべての人がその個性を認め合い云々で・・・その先には少子高齢化の壁も必ずや克服できる」と自信満々ですが、これは次の「全世代型社会保障」の項で、年金、医療、介護、労働など社会保障全般にわたる「人生100歳時代」を吹き込み、「年金額の抑制と同時に受給資格年齢の大幅引き上げ」で「死ぬまで働け」という残酷で無慈悲な老後人生を国民に押し付けようと画策しているのです。今日の少子高齢化はあくまでも政治の怠慢です。

3.章の「地方創生」では特に農産物輸出の項で「先に締結されたTPP11とEUとの経済連携協定によって乳製品や牛肉の輸出がそれぞれ2割、3割以上増加した」というのです。今農業の現場ではこの2協定による肉類の輸入が倍増し、加えて日米貿易協定がトランプとウイウイの合意に達したことにより、畜産農家のやる気をすっかり萎縮させているというのに。その無神経さと冷酷さには只あきれるばかりです。

4章の「外交・安全保障」の中で自らを「自由貿易の旗手」と持ち上げ、トランプの身勝手を許したことは棚上げして、大阪サミットの成果をたたえ成果の上がらない日中、日ソ、日朝、さらに日韓の問題まで楽観的に描いて見せています。

第5章「おわりに」では、初めに丁度100年前の第一次大戦後のパリ講和会議において日本代表が「人種平等論」を掲げたその先見性を強調していますが、私にはその意図が分かりません。何故なら、その20年後、わが国は日独伊3国の枢軸による第2次世界大戦を引き起こしており、そのことには、首相はまるで無かったかのように語らない。これだけの歴史的事実は永遠に世界史から消せることは出来ない筈なのに。異常です。この体質、危険です。これに続く「この国の目指す形、その理想とは教育、働き方、社会保障、わが国の社会システム全般を改革していく、令和の時代の新しい国創りを・・・その道しるべは憲法です」と明言しました。それは単なる憲法論議ではありません。数を頼んだ「九条壊憲」以外の何ものでもありえません。

9/28【報告】名取九条の会13周年記念行事

結成の翌年から欠かさず開催してきた記念行事、2019年は9月28日午後みやぎ生協名取西店2Fをお借りし、みやぎ柴金草合唱団の皆さんに出演していただき、「うたごえと学習のつどい」を開催しました。

第一部:参加者全員で歌を楽しんだ後、合唱団による「平和のおたより」など素晴らしい演奏を聴きました。その後も一緒に歌いなが体をほぐし学習に備えました。

第2部:学習は9月14日宮城県内九条の会連絡会での渡辺治さんの講演DVDを視聴しましたが、セットしたプロジェクターで音割れがして聞き取りにくかったために、残念ながら途中で中止しました。

それでも、合唱団の方を含めて44名の参加者がアベ九条改憲を阻止するためにガンバローという気持ちが一つになったとても良いつどいとなりました。(名取九条の会 後藤)