【県内九条の会の活動】宮城県内九条の会連絡会「参院選の結果と私たちの運動、9条の価値を力に!」

9月3日(土)フォレスト仙台2階第7会議室で宮城県内九条の会の総会と9条の会事務局の小森陽一東京大学名誉教授の記念講演会を開催しました。

小森さんは事情により仙台に来ることができなくなり、Zoomを使ってのWeb講演会となりました。参加者はZoom視聴者34名、会場に106名の方がおいでになり盛況な講演会となりました。講演会終了後も活発な質疑応答が交わされました。

小森さんはロシアのプーチンによるウクライナ侵略について、歴史を遡って解明してくれ、戦争の口実となった二国間安全保障条約と集団的自衛権の問題点を指摘しました。また、プーチン大統領が「核兵器」の使用をほのめかして世界を恫喝していることに触れ、核兵器による「集団的自衛権」体制で平和は守れないと強調しました。

改憲派がロシアのウクライナ侵攻を奇禍としてアメリカとの同盟強化や敵基地攻撃のできる武装強化を声高に主張しています。岸田文雄政権が安倍・菅政治を受け継いで9条改憲策動を強めていることを打ち破らなければいけないと強調しました。

この運動を進める上で、安倍元首相死去後、いち早く「国葬」を閣議決定して安倍政治の闇を葬ろうとしている岸田首相の狙いについて指摘し、九条改憲阻止の闘いを進める上でも、憲法違反の「国葬」に反対する運動と結び付けて市民との対話を進める大切さを強調して講演を結びました。

また、講演会終了後の総会にも30名の各9条の会の代表が参加し、2022年度の活動報告と20323年度の活動計画が満場一致の拍手で確認されました。